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「秋田のこくほ」 (2011年01月)

表紙
<表紙>

目次


掛魚まつり/にかほ市
CONTENTS

  年頭のご挨拶
  秋田県国民健康保険団体連合会 理事長 齋藤正寧


  保険者紹介 健康教室への取り組み にかほ市


  保健対策シリーズ No.339
  何気ない食事に健康を害する危険信号が!
  湯沢市健康対策課



  生活習慣病予防の食事 (社)秋田県栄養士会
  おからで食物繊維と満足感 


  健康づくり特集
  平成22年度地域健康づくりシンポジウム


  連合会のうごき・お知らせ


  きらめく国保スタッフ・連合会の日誌から

保健対策シリーズ
<339>
 
何気ない食事に健康を害する危険信号が!
 

【湯沢市健康対策課】 

 今回は合併前、旧市町村時代から開催しており、合併後も継続している栄養改善事業の一つである「減塩教室」について紹介します。
 秋田県は全国の中でも脳卒中や心臓病、悪性新生物の死亡率が高く、湯沢市の死亡原因も悪性新生物26.9%、心疾患18%、脳卒中14.5%となっています。減塩は、これらの病気予防には欠かせないものです。

 
減塩は病気予防の基本

 みそ汁の塩分濃度調査から家庭の味(塩分摂取状況)を見直すきっかけをつくり、減塩意識を高めてほしいということで、秋の収穫を終えた11月中旬から各地区の会館に出かけて減塩教室を開催しています。(会館の手配、地域の人への連絡は健康づくり推進員さんの協力による)
 最初に保健師の健康相談・血圧測定を実施し、その間に参加者が持参したみそ汁の塩分濃度測定をし、減塩についての栄養講話、減塩料理の紹介(実演)・試食、測定結果配布・説明という内容で進めていきます。

 
「みそ汁はうす味」が定着化

 参加するときに朝のみそ汁を持参してもらい、塩分濃度を調べ結果を知らせています。みそ汁の塩分濃度も平成10年には0.9〜1.3%未満が全体の60%近くを占めて多かったのですが、0.8〜0.9%未満が平成15年には25%となり、21年度には31%と増加し、全体的にうす味傾向になってきています。開催時に実施しているアンケートからも1日に飲むみそ汁も、1〜2杯という人が大部分を占めるようになってきました。
 
1日の塩分量は10g(小さじ2杯)未満に

 栄養講話で塩分1gの調味料の量、減塩のポイント等について話した後、参加者から男性への減塩の難しさ、働いている人への塩分、漬物量を減らす大変さなどの話が出ました。実際にうす味が定着している人からは「うす味にしたら素材の味が感じられて美味しい」「自分の家ではうす味に慣れているので、他で食べると味が濃く感じる」など、塩分に気をつけている人も多くみられるようになりました。
 
食生活改善推進員さんと連携し、減塩料理の普及を

 減塩料理2品を食生活改善推進員さんに調理・実演してもらい、参加者に試食してもらいます。
 今回は切り干し大根のエコサラダとさんまのゴマ焼きを紹介していますが、簡単でおいしいと好評です。味付けも最後にサッとからめるだけですが美味しく食べられ、「一緒に添えた大根おろしにも醤油をかけずに食べられる」との感想が聞かれました。また、「いつも同じ料理になってしまうので、こういう機会があると新しい発見がありレパートリーも広がる」などの話も出ていました。
 年に10カ所ほどの開催ですが、家庭の食生活を見直すきっかけとなり、少しでも病気予防へと繋がるように継続していきたいと思っています。




保険者紹介 にかほ市

保険者紹介


【掛魚まつり】
 大鱈を担いだ漁師たちが行列を組み、金浦山神社に奉納する。300年の伝統をもつ。(毎年立春の日2月4日開催)


健康教室への取り組み にかほ市国民健康保険小出・院内診療所

 当診療所では平成17年度より、生活習慣病に関する知識を深め、より良い生活を送ることができるように、通院患者さんを対象に健康教室を開催しています。企画は当診療所スタッフ(看護師・臨床検査技師)が担当し、栄養士・体育指導員などと連携を図りながら行っています。
 スタッフは、糖尿病・高血圧症・脂質異常症などの生活習慣に関わる疾病や検査数値などについて話をします。栄養指導では、食品分類をクイズ形式で行ったり、試食を通して塩分や糖分の量を感じてもらったりしています。運動指導では、無理なく自宅でもできる筋力トレーニングや体操を楽しみながら学べるように工夫しています。教室参加者からは「今月のヘモグロビン、なんとだっけ?」「ご飯もちゃんと食べねば駄目なんだな」「家でも体操続けているよ」などの声が聞こえ嬉しく思っています。また、参加者の検査数値の変動から見えてきたことを全国国保地域医療学会で継続的に発表しています。
 今後も参加者から「来てよかった」と言ってもらえるような教室づくりを目指していきたいと思います。









国保主管課長より一言
市民課長 竹内規悦

 「しれ・ままの・んめぇごど」

 6年前、無呼吸症候群と診断され、医師曰く「太り過ぎが原因です」と喉チンコ切除!! これを契機に20歳から喫煙していた煙草をやめ、このころから健康づくりの大切さを意識し始め、健康でなければ、一生の伴侶と旅行やおいしい食べ物も嗜好できないと感じたところであります。
 生活習慣病予防は理論よりは自らの体験が大事と自分に言い聞かせ、室内サイクリングマシーンを購入し、「自分の健康は自分でつくる」を自ら実践。その結果、効果抜群!! それにしても「しれ・ままの・んめぇごど。」いつ、リバウンドするか心配の日々であります。
 世界的な経済低迷の例にもれず、当市も国保財政運営に苦慮しておりますが、こういう状況下にあっても、過去2過年度赤字で推移していたものが平成21年度決算では1千6百万円程の実質収支が黒字でありました。
 これからも衛生部門との連携による保健指導強化と、後発医薬品を推奨しながら医療費抑制につなげるために邁進していくつもりです。








秋田県国民健康保険団体連合会